ユニバーサルロボットは、米国シカゴで開催された国際見本市「IMTS 2026」において、第7世代となる協働ロボットプラットフォーム「Gen 7」を発表しました。

この新しいプラットフォームは、コントローラからツールフランジまでが刷新され、AI Ready(フィジカルAI対応)を前提に開発されています。製造や物流など幅広い産業分野で、AIを実際の現場で運用するための最新ソフトウェア環境と高い外部機器接続性を提供するとのことです。国内では、10月8日と9日に東京・秋葉原で開催される「UR協働ロボットフェア2026」で初めて公開され、実機展示や操作体験が実施されます。
Gen 7の主な特徴
Gen 7は、新型ロボットアーム「g-Series」に加え、コントローラ、ティーチペンダント、ツールフランジを一体で見直したシステム全体のアップグレードです。ロボットOS「PolyScope X」を基盤に再設計されており、複雑な用途でも扱いやすさを追求しています。オペレータや生産技術担当者、システムインテグレータがこれまで培ってきた操作性を継承しつつ、さらに使いやすさを高めています。
Teradyne Robotics Group PresidentのJean-Pierre Hathout氏は、「AI時代のロボットには、高度であることと複雑にならないことの両立が求められます。20年以上にわたる協働ロボット開発と、世界10万台以上の導入実績から得た知見をもとに、プラットフォーム全体を設計し直しました。Gen 7は、システム構築の手間を減らし、対応できる用途を大きく広げます。業種を問わず、お客様やパートナーがAIを活用したアプリケーションを実際の生産現場で運用していくための土台となるでしょう。」と述べています。
ハードウェアと機能のポイント
Gen 7では、以下のハードウェアと機能が一体で提供されます。
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新型g-Seriesロボットアーム(AI Readyの新型ツールフランジ搭載)
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既存のe-SeriesおよびUR Seriesに続き、UR10g-1750、UR17g-1300、UR18g-950の3機種が新たに加わりました。型名は可搬質量(kg)とリーチ(mm)を示しています。
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新しいg-Seriesのツールフランジは、データ・電源・安全信号を直接供給し、外部機器の配線を簡素化します。これにより、カメラや高帯域センサーの接続が容易になり、AIモデルをロボットとリアルタイムで動かす構成が取りやすくなります。
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フォーストルクセンサー、インピーダンス制御、RTDE(Real-Time Data Exchange)を標準装備し、ロボットが「触覚」の情報を活用できます。柔軟なハンドリングや押し付け力の管理が必要なフィジカルAI用途に最適です。
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詳しくはこちら: 新型g-Seriesロボットアーム
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CB7 Core コントローラ
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従来世代より演算性能が40%向上し、設置面積は30%削減されています。複数のネットワークとの同時通信に対応し、PLCやHMIなど様々な外部機器と接続可能です。
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詳しくはこちら: CB7 Core コントローラ
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PolyScope X
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プログラミング環境、ISO 10218-1対応の安全機能、サイバーセキュリティ要件への適合を提供します。オープンAPIとROS 2通信に対応し、エッジAIアプリケーションの構築・運用が可能です。
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詳しくはこちら: PolyScope X
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TP7 Core ティーチペンダント
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従来世代より20%以上軽量化され、形状も見直されました。スマートボタン、フルHDディスプレイ、バーチャルジョイスティックを備え、長時間の作業でも扱いやすくなっています。
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詳しくはこちら: TP7 Core ティーチペンダント
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SP7 スマートパネル(ツールフランジ部インターフェース)
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アーム先端側で直接ティーチングやプログラミングができるインターフェースです。安全規格に適合したフリードライブ機能や設定可能な入力ボタンを備え、ティーチペンダントを使わずにロボット近傍で多くの操作が可能です。
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詳しくはこちら: SP7 スマートパネル
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安全性とサイバーセキュリティ
- Gen 7の安全機能はISO 13849-1に基づくPL d/カテゴリ3の認証に対応しており、g-Seriesの全アームはISO 10218-1およびUL 1740についてTÜV認証を取得しています。また、Teradyne Roboticsはサイバーセキュリティに関するIEC 62443-4-1 ML3の認証を取得しており、セキュアな開発プロセスが確認されています。
フィジカルAIエコシステムの展示
「IMTS 2026」の会場では、20社を超えるエコシステムパートナーの新しい取り組みとともにGen 7が展示されています。フィジカルAI、マシンビジョン、把持技術の各分野の製品が、URのハードウェアとソフトウェア上でアプリケーションとして構成できることが示されました。
Gen 7は、ユニバーサルロボットの認定製品プログラム「UR+」に支えられています。UR+では、パートナーとユニバーサルロボットの双方が検証を行った自動化製品のみを提供しており、システム構築時のリスクを抑え、導入までの期間短縮につなげることを目的としています。
国内初公開!「UR協働ロボットフェア2026」
Gen 7は、ユニバーサルロボットが主催する「UR協働ロボットフェア2026」で国内初公開されます。会場では、g-SeriesのUR10g-1750とUR17g-1300の実機に加え、CB7 Core コントローラ、TP7 Core ティーチペンダント、SP7 スマートパネルが展示され、来場者は実際に操作を体験できます。
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会期: 2026年10月8日(木)・9日(金)10:00〜17:00
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会場: アキバ・スクエア(東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 2F/秋葉原駅から徒歩3分)
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参加費: 無料(事前登録制)
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特設サイト: UR協働ロボットフェア2026
会場では、協働ロボットの最新周辺機器やソリューションを展示するパートナー企業30社のブースに加え、フィジカルAI開発に関する実機デモや事例紹介、導入ステップ、リスクアセスメント、サイバーセキュリティ対応をテーマとした様々なセミナーが予定されています。
国内におけるフィジカルAIの実装支援
ユニバーサルロボットは、2026年7月に国内パートナー企業向けの「URフィジカルAI開発支援プログラム」を発表しています。このプログラムでは、URロボット実機の提供、特別価格の適用、技術支援、PoC案件の紹介、共同プロモーションを通じて、フィジカルAIの開発から実用化までを一貫して支援しています。
Gen 7が持つツールフランジでの信号供給、フォーストルクセンサー、RTDE、オープンAPIおよびROS 2対応は、このプログラムで想定される開発環境の基盤となります。ユニバーサルロボットは、製品プラットフォームとパートナー支援の両面から、日本国内におけるフィジカルAIの社会実装を支援していくとのことです。
ユニバーサルロボットについて
ユニバーサルロボットは、協働ロボットのパイオニアであり、リーディングカンパニーです。2008年に世界初の商用協働ロボットを発表して以来、直感的な操作性を備えた独自ソフトウェア「PolyScope」の進化や製品ポートフォリオの拡充を通じて、協働ロボットの可能性を広げてきました。現在、米Teradyne Inc.傘下の企業として、デンマーク・オーデンセに本社を構え、世界20カ国に拠点を展開。これまでに世界50カ国以上で累計10万台を超える協働ロボットを販売しています。

