2026年7月1日(水)から3日(金)までの3日間、京都市勧業館「みやこめっせ」などを会場に、国内最大規模のスタートアップカンファレンス「IVS2026」が開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。
「Japan is Back」をテーマに掲げた今回は、1.3万人もの人々が京都に集結。公式ミーティングシステムでは4,000件以上のマッチングが成立し、資金調達、商談、採用、起業といった具体的な「実利」が参加者にもたらされました。

新たな試みでさらに加速する出会い
今年のIVS2026では、いくつかの新しい試みが導入されました。ホテルオークラ京都を会場とする招待制の決裁者エリア「IVS CORE」が新設され、また、次世代育成プログラム「IVS Youth」も開催され、学生へのアントレプレナーシップの裾野を広げました。
4年連続で京都開催となったIVSは、単なるイベントの枠を超え、一つの「プラットフォーム」としての役割を確立しています。参加者が自ら企画を立ち上げ、M&AやVC・CVC系など、多岐にわたる領域特化型のサイドイベントが360件以上も分散的に開催されました。これにより、京都の街全体が交流の場となり、新たなビジネスチャンスが次々と生まれる3日間となりました。

「実利」を追求した6つの仕掛け
IVS2026は、「日本の熱量を、実利に変換する」という目標のもと、多角的な施策が展開されました。
1. 招待制エリア「IVS CORE」で決断を加速

ホテルオークラ京都に新設された「IVS CORE」は、経営者や投資家といった意思決定層が集まる招待制エリアです。ここでは、元首相をはじめとする各界のトップランナーが登壇し、オフレコ形式で資金調達、事業提携、M&Aといった事業成長に直結するテーマが議論されました。防衛イノベーションをテーマとするセッションには、防衛大臣と防衛装備庁の長官が登壇し、スタートアップ技術が官民連携や安全保障の領域へ広がる可能性が示されました。
2. 国内外のスタートアップが集結「IVS Startup Market」

厳選された国内外のスタートアップ340社が日替わりで出展する「IVS Startup Market」では、会期中に数多くの商談が生まれました。出展社アンケートでは、1社あたりの中央値でブース来場者100名、投資家との接触20名、取引先候補との接触20名という結果が出ており、具体的な成果につながる場となりました。
3. 20年目のピッチイベント「IVS2026 LAUNCHPAD」

次世代の起業家の登竜門とされるピッチイベント「IVS2026 LAUNCHPAD」が今年で20年目を迎えました。500社を超える応募の中から選ばれた15社が決勝に進出し、白熱したプレゼンテーションを披露しました。
今年のスタートアップ京都国際賞(優勝)は、宇宙建築業を展開する株式会社Space Quartersが受賞しました。

優勝企業
株式会社Space Quarters (宇宙建築業 – Robot System “DAIQ”)
高橋 宗徳氏
https://space-quarters.com/
2位企業
株式会社あかり保証 (おひとりさまの「不安」を「安心」に!弁護士運営の身元保証サービス「あかり保証」)
清水 勇希氏
https://www.akarihosho.jp/
3位企業
株式会社MUSE (小売店舗向けマルチユース型ロボティクスプラットフォーム「Armo」)
笠置 泰孝氏
https://www.muse-gr.com/
4位企業
株式会社inprog (便器ふち裏まで磨くトイレ清掃ロボット「CleanK」)
宗清 直人氏
https://www.cleank.space/ja/
5位企業
株式会社ZetaX (Edge AIで切り開く製造業の未来)
佐藤 陽氏 ・ 柳澤 京佐氏
https://zetax.jp/
オーディエンス賞
株式会社TAIAN (460兆円の “祝祭” 市場で世界に挑む「TAIAN」)
村田 磨理子氏
https://taian-inc.com/
LAUNCHPADのアーカイブはこちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/live/MpGku8K1Vzw?si=ZSxg72KIxmGfFD-7
4. 日本初!「リファラルチケット」でつながりが拡大

国内カンファレンスとして日本で初めて「リファラルチケット」システムが導入されました。これは、参加者同士の信頼関係を起点に新たな来場者を招待し、コミュニティの輪を広げる仕組みです。招待のつながりを可視化する「IVS家系図」や「始祖ランキング」も展開され、SNSでも大きな話題となりました。
5. 京都の街を巻き込む360件超のサイドイベント


IVS公認サイドイベントとして、会期中に360件を超えるイベントが開催されました。独立系VC39社が共催するナイトイベントから、寺院での坐禅、鴨川沿いのモーニングランまで、多種多様な企画が京都の街全体に広がり、出会いと商談のインフラとして機能しました。

6. 京都発ディープテックを後押しする「KYOTO ZONE」

「実利」をテーマに新設された「KYOTO ZONE」では、京都の企業、大学、金融機関が集結し、ディープテック拠点としての京都を発信しました。京都大学をはじめとする研究機関や、島津製作所、京セラ、村田製作所などの大企業との連携を通じて、スタートアップの事業化や世界展開を後押しする場となりました。また、映画・アニメ・ゲームなどのコンテンツ産業と先端技術を掛け合わせたピッチも実施され、京都ならではの産業資産とスタートアップの可能性が結びつく機会となりました。
IVSテーマソング「無限夢想家」
好評のIVSテーマソング、今年は「Japan is Back」を体現した楽曲「無限夢想家」が公開されました。特設サイトや各サブスクリプションで楽しめます。
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アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/IVS
IVS2026は、参加した全ての人が具体的な実りを得られるような、熱気あふれるイベントとなりました。今後も「次世代の、起爆剤に。」をミッションに掲げ、起業家のための最高のプラットフォームとして進化し続けることでしょう。
IVS2026の詳細は公式サイトで確認できます。
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公式サイト:https://www.ivs.events/

