ニコリオの研究で中高年の認知機能に良い変化!酪酸菌など配合食品の効果が明らかに

「最近、物忘れが多くなったな…」と感じる中高年の方に朗報かもしれません!株式会社ニコリオが実施した研究で、酪酸菌などが配合された食品を摂取することで、認知機能の一部に良い変化が見られたという結果が発表されました。

認知機能と代謝に良好な変化

この研究は、主観的に記憶に関する悩みを抱える55歳から79歳の中高年・高齢者80名を対象に行われました。試験食品(酪酸菌、米ぬか発酵物由来のHMPA、サケ白子由来DNAを配合したカプセル)またはプラセボを1日1粒、12週間にわたって摂取してもらうランダム化二重盲検プラセボ対照試験です。

酪酸菌、HMPA、サケ白子由来DNAのトリプル配合が、腸・代謝・脳をサポートする可能性を示す図

全体解析の結果、試験食品を摂取したグループでは、Cognitrax(※1)による認知機能評価のうち、注意力や認知機能速度に関連するSymbol Digit Coding(SDC)テストの正答数が、プラセボ群と比べて有意に改善したことが確認されました。さらに、65歳以上でMMSE-Jスコア(※2)が24~27点の方々を対象としたサブグループ解析では、言語記憶に関連するスコアにも有意な改善が見られたそうです。

また、探索的な評価として、空腹時血糖、HbA1c(※3)、γ-GT(※4)、尿酸といった代謝関連指標にも良好な変化が認められています。これらの結果は、酪酸菌、HMPA、サケ白子由来DNAを組み合わせた食品が、認知機能の一部をサポートする可能性を示しており、その背景には腸だけでなく、代謝状態の変化が関与していることが示唆されています。

研究成果が医療専門誌に掲載

この研究成果は、医療専門誌『診療と新薬』の2026年6月号に掲載されました。

掲載論文情報はこちらから確認できます。
https://www.shinryo-to-shinyaku.com/db/pdf/sin_0063_06_0369.pdf


用語解説

  • ※1:Cognitrax
    認知機能を評価するコンピューター式の検査で、記憶力、注意力、情報処理速度など、複数の認知機能領域を測定します。

  • ※2:MMSE-Jスコア
    Mini-Mental State Examinationの日本語版スコアで、見当識、記憶、計算、言語などを含む認知機能を30点満点で評価する検査です。

  • ※3:HbA1c
    過去1~2か月程度の平均的な血糖状態を反映する血液検査項目で、糖代謝の状態を確認する指標の一つです。

  • ※4:γ-GT
    肝臓や胆道の状態を確認する血液検査項目で、飲酒習慣や肝機能の変化などに関連する指標の一つです。

×