強くうるおう肌へ!ノエビアグループが北海道産大豆「音更大袖」のパワーを解明

ノエビアグループは、長年の大豆イソフラボン研究を基盤に、北海道音更町産の丸大豆「音更大袖(おとふけおおそで)」から独自の『豆乳由来発酵液』を開発しました。このたび、この発酵液が皮膚の免疫バランスを整える画期的な効果を持つことが解明されました。

肌の免疫バランスを整えるメカニズムの図

「皮膚免疫の司令塔」ランゲルハンス細胞に注目!

肌の免疫機能は、外からの刺激から体を守る大切な役割を担っていますが、その働きが過剰になると、炎症や肌トラブルにつながることもあります。この皮膚免疫の調節に中心的な役割を果たすのが、「皮膚免疫の司令塔」とも呼ばれるランゲルハンス細胞です。

ノエビアグループの研究では、これまでにランゲルハンス細胞が多い肌ほどバリア機能が高いことを明らかにしてきました。近年、この細胞には、免疫応答を促進する「活性化型」と、過剰な炎症を抑えて免疫のバランスを保つ「制御型」という2つの重要な機能があることが注目されています。

「音更大袖」の『豆乳由来発酵液』ってどんなもの?

ノエビアグループは、2002年から続く研究を基盤に、全国69種類の大豆を詳細に解析しました。その結果、イソフラボンを豊富に含む北海道音更町産の丸大豆「音更大袖」を選び出し、独自の濃縮製法で『豆乳由来発酵液』を開発しました。

この発酵液は、発酵プロセスによってイソフラボン量が増加することが確認されています。特に、「音更大袖」由来の『豆乳由来発酵液』は、一般的な豆乳由来発酵液と比較して、総イソフラボン量が多いことが明らかになりました。

豆乳由来発酵液の独自の濃縮製法技術の図

「音更大袖」の豆乳由来発酵液のイソフラボン量を示すグラフ

「音更大袖」は、北海道十勝地方・音更町発祥の青大豆で、種皮が薄緑色で甘みと香りが強く、イソフラボンだけでなくショ糖やサポニンなどの栄養成分も豊富に含まれています。

木製の枡に山盛りの大豆

肌の免疫バランスを整える可能性

ランゲルハンス様細胞の増殖能力を促進

ランゲルハンス細胞は、加齢や外的ストレスによって数が減ることが知られており、これが肌の防御力低下や慢性的な炎症、肌荒れにつながると考えられています。今回開発された「音更大袖」の『豆乳由来発酵液』は、ランゲルハンス様細胞を増やす効果があることが明らかになりました。

この結果から、本発酵液がランゲルハンス細胞の増殖能力を高めることで、肌のバリア機能をサポートし、免疫を整えることに寄与する可能性が示唆されています。

ランゲルハンス様細胞の細胞数を示す棒グラフ

ランゲルハンス様細胞を“制御型”へ誘導

さらに、『豆乳由来発酵液』が免疫バランスに与える影響も詳しく調査されました。この発酵液は、「制御型」ランゲルハンス細胞の指標となる遺伝子(PD-L1)の発現を大幅に増やし、「活性化型」ランゲルハンス細胞に多い抗原提示遺伝子(HLA-DRA)の発現を減少させることが発見されました。

これらの結果は、この発酵液がランゲルハンス細胞を抗炎症作用の高い「制御型」へと誘導し、肌の免疫バランスを調整する働きがあることを示唆しています。

「音更大袖」の豆乳由来発酵液が免疫バランスを調整するメカニズムを示すグラフ

今後のスキンケア製品への期待

今回の研究で、北海道産丸大豆「音更大袖」の『豆乳由来発酵液』がランゲルハンス様細胞を「制御型」へ誘導し、肌の炎症を抑え、免疫バランスを整える働きがあることが明らかになりました。これにより、肌本来の力を引き出し、外的刺激に左右されにくい「強くうるおいのある肌」へと導くことが期待されます。

この研究成果は、今後のスキンケア製品の開発に応用され、肌の免疫バランスに着目した新しいスキンケア素材としての可能性を示しています。

大豆品種ごとの研究開発の歩みを示すタイムライン

この研究成果の一部は、2026年3月25日から29日に開催された「日本薬学会第146年会」で発表されています。詳細はこちらをご覧ください。

また、これまでの大豆イソフラボン研究の歩みについても、以下のリンクから確認できます。

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