マクニカが「屋内評価用ペロブスカイトIoTキット」の受注を開始!
マクニカは、株式会社エネコートテクノロジーズが開発したペロブスカイト太陽電池を搭載した、業界初の「屋内評価用ペロブスカイトIoTキット」を開発し、本日より受注を開始したと発表しました。このキットは、ペロブスカイト太陽電池の社会実装を加速させることを目指しています。

ペロブスカイト太陽電池ってどんなもの?
「ペロブスカイト太陽電池(PSCs)」は、薄くて軽く、曲げられるだけでなく、材料によっては半透明にすることも可能な、まさに次世代の太陽電池として注目を集める技術です。少ない光量でも発電できるため、身の回りの小型電子機器や、これまで太陽光パネルの設置が難しかったビルの壁面、はたまた宇宙空間まで、さまざまな場所で独立した電源を確保できるようになると期待されています。さらに、大面積塗布技術によって大幅なコスト削減も期待されているんですよ。
将来的に、日常のあらゆる場所に無数のセンサーが配置されると予想されていますが、その電源をどう確保するかは大きな課題です。エネコートテクノロジーズが開発したPSCsは、低照度下でも高い発電効率を維持できるため、この電源課題を解決する有力な候補として期待が寄せられています。
キット開発の背景と特長
半導体分野を軸に、AIやIoTで実績を持つマクニカは、2022年からエネコートテクノロジーズのPSCsを採用した空気質センサーを開発し、実証実験を続けてきました。今回開発された「屋内評価用ペロブスカイトIoTキット」は、マイコンを介して無線通信に対応し、屋内での発電量やIoT端末の基本的な動作を検証できる環境を提供します。
このキットに搭載されているPSCsは、屋内環境の低照度下での使用を想定しており、実際の環境での発電性能を確認できます。これにより、開発者はPSCsを活用したIoT機器や組み込み機器の開発を、より効率的かつスムーズに進めることができるようになります。
「屋内評価用ペロブスカイトIoTキット」の主な特長
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PSCsを活用したIoT端末の検討時に、その性能や動作を検証できる環境を提供します。
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温湿度・照度センサーを搭載しており、PSCsによる動作や発電量を評価できます。
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余剰電力は二次電池に蓄電し、発電不足の際は二次電池、さらに不足する場合は一次電池で駆動するハイブリッド電源構成を採用。これにより、夜間や暗い場所でも継続して動作が可能です。
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外形寸法は155.3mm x 125.3mm x 25mmです。

今後の展望と展示会情報
マクニカは、今後もPSCs市場のさらなる拡大を目指し、エネコートテクノロジーズとのPSCs社会実装に向けた取り組みを強化していくとのことです。
このキットは、2025年11月19日からパシフィコ横浜で開催される展示会「EdgeTech+2025」にてデモ展示される予定です。興味のある方は、ぜひ会場で実物を見てみてくださいね。
EdgeTech+2025 開催概要
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会 場:パシフィコ横浜
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日 程:2025年11月19日(水)~21日(金)
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時 間:10:00~17:00 ※20日(木)のみ18:00まで
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ブースNo.:BG-05
関連情報
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製品の詳細はこちら:製品の詳細はこちら
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参考:PSCs搭載空気質センサ(2024年3月にマクニカが開発・発表):PSCs搭載空気質センサ
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エネコートテクノロジーズについて:エネコートテクノロジーズ
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マクニカについて:マクニカ

