北海道京極町のLINEオープンチャット「京極JOY’s」が半年で100名突破!地域密着型DAOが拓く新たな交流の形

「京極町」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?人口約2,800人の小さな町ですが、羊蹄山の湧水やニセコ圏の観光資源を持つ魅力いっぱいの場所なんです。そんな京極町で、地域の人たちと町に興味がある人たちが気軽に交流できるLINEオープンチャット「京極JOY’s」が、開設から約半年でなんと100名を突破しました!

LINEオープンチャット 京極JOY's 100名突破

このコミュニティは、NFTによる地方創生を進める株式会社あるやうむの地域おこし協力隊DAOソリューションのもと、京極町のDAOマネージャーであるやまちゅーさんが運営しています。今回は、100名突破を支えたユニークな戦略や、今後のビジョンについて見ていきましょう!

「京極JOY’s」ってどんなところ?

「京極JOY’s」は、2025年10月13日にスタートした、京極町公認のLINEオープンチャットです。京極町のファンや関係者が、町内外からつながり、情報交換や交流を楽しめるデジタルな「たまり場」として誕生しました。地元温泉や焼肉店からの情報発信、町内イベントの告知、生活に役立つ情報などが日々飛び交い、まさに地域に根ざした「ご近所コミュニティ」として愛されています。

なぜLINEオープンチャットを選んだの?

やまちゅーさんがコミュニティの土台としてLINEオープンチャットを選んだのには、しっかりとした理由がありました。新しいアプリをスマホに入れるのは、ちょっと面倒に感じる人も多いですよね。やまちゅーさんによると、「Discordはまだマニアックなアプリ。LINEならほとんどのスマホユーザーがすでに使っているから、気軽に参加してもらえると思った」とのこと。この「新しいアプリを入れなくてもいい」という点が、地域の人たちを巻き込む大きな強みになったようです。

最初の仲間はどうやって集まった?

立ち上げ当初の1〜10名は、株式会社あるやうむが運営する、全国の協力隊DAOが集まるコミュニティ「シン地方DAO」で参加を呼びかけたそうです。同じ地域活性化に取り組む仲間たちが次々と参加し、初期のメンバーを固めることができました。いきなり町内だけで集めるのではなく、まずは「同じ志を持つ仲間たち」の応援からスタートする、DAO運営ならではの賢い戦略ですね。

100名突破の秘密は「地域のお店」との連携!

参加者100名突破の決定打となったのは、オンラインだけでなく、町内の事業者を巻き込んだローカルな取り組みでした。

京極温泉でのキャンペーン

一つ目は「京極温泉」で行われたキャンペーンです。SNSやオープンチャットで温泉施設内の写真を投稿すると、入泉料が無料になるという企画で、一気に参加者と投稿が増えました。これは、地域のお店がコミュニティを活用する良い例となりました。

焼肉店「肉の万次郎」とのコラボ

二つ目は、地元の焼肉店「肉の万次郎」です。限定ランチの告知にオープンチャットを活用したことで、「ランチ情報が欲しい町民」が口コミで続々と参加。生活に密着した情報が、着実にメンバー増加につながりました。町の事業者がオープンチャットを「自分たちのメディア」として使うこの動きは、DAOコミュニティが地域経済にしっかり根付き始めている証拠と言えるでしょう。

「少なく、濃く」がモットーの運営スタイル

やまちゅーさんの運営スタイルもユニークです。「基本的にイベント告知程度。他のオープンチャット運営者に比べて、投稿頻度はかなり少ないと思う」とのこと。大量投稿で目立たせるのではなく、「本当に役立つ情報だけを届ける」というスタンスで、通知が多すぎてコミュニティから離れてしまう、というよくある問題を回避しています。必要な時に必要な情報が届くことで、参加者からの信頼感も高まっているようです。

オフラインでも参加を促進!

オンラインの工夫だけでなく、オフラインでの導線も細かく設計されています。

  • 参加用のQRコードを名刺サイズのチラシにして、町内16か所に掲示

  • 自身が主催・開催するイベントでは必ず参加を呼びかけ

「スマホで気軽に入れる」LINEオープンチャットの良さを最大限に活かし、町民が普段の生活の中で「たまたま」コミュニティに出会える機会を増やしているんですね。

参加者のリアルな声

100名規模のコミュニティには、さまざまな声が寄せられます。やまちゅーさんのもとにも、嬉しい感想だけでなく、核心をつく質問も届いているそうです。

<好意的な声>

  • 「匿名で参加できるのが気軽でいい」

  • 「ゲリラ的な情報が受け取れるのがいい」

<健全な疑問の声>

  • 「関係人口って言うけど、人を集めることにどんな意味があるの?どうやって運用していくの?」

  • 「オープンチャットに参加することで、どんなメリットがあるの?」

これらの声に真摯に向き合う姿勢が、次のステップへの原動力になっているようです。

次の目標は「コミュニティの自走」!

100名突破は、やまちゅーさんにとって通過点に過ぎません。任期後の京極町を見据え、大きな構想がすでに動き出しています。

「100人を超えた今、見据えているのは『コミュニティの自走』です。僕の任期が終わった後も、この町が自分たちの手でアップデートされ続ける仕組みを遺したい」

具体的には、二つの仕掛けが準備されています。

ビジネス的な実利の循環

「京極JOY’s」の名刺を持った参加者がお店に行くと割引が受けられる通年キャンペーンを計画中です。コミュニティのメンバーシップが、そのまま町内店舗での優待パスポートとして機能する仕組みです。お店もお客さんも一緒に「京極町の広報担当」になる、つまり全員が町を盛り上げる当事者になるための仕掛けですね。この協力体制を強固にするため、まずは500名、そして1,000名という大きな目標を目指します。

web3技術を活用した「希望の可視化」

ブロックチェーン技術を使って、参加者のアイデアが具体的な形になっていくプロセスを透明化する構想もあります。デジタルなつながりから、100年後の京極町にも残るような物理的な資産を創り出し、それを軸にしたツアープランまで展開していく計画だそうです。「芽生えたアイデアややる気は、この町にとっての財産。それを一過性で終わらせず、『自分たちの意思で町を変えられる』という手応えを文化として定着させることが、僕がこの町で成し遂げたい一つの大きなゴールです」とやまちゅーさんは語っています。

これからDAOマネージャーを目指す方へ

最後に、100名突破を経験したやまちゅーさんから、これからオープンチャット運営を考えているDAOマネージャーへのメッセージが届いています。

「まさかこんなに早く達成できると思っていませんでした。通過点ではありますが、属人的にならないように運営していきたいです。
これから始めようか考えているDAOマネへ。必須でやる必要はないと思います。街ごとによって事情が違うと思いますし、個人スキル的にも向き不向きもあると思います。
僕は、地域おこし協力隊DAOとしてのミッションは、プラットホームづくりなのかなって思っています。オフラインだろうが、オンラインだろうが、時に旗を振って先導することはあると思いますが、それよりも枠(環境)を提供し続けることのように思っています。
その枠の最初の一手として、オープンチャットは取り組みやすいと思っています。街によってはFacebookのコミュニティという方もいるかもしれませんが、複数のアカウント運用をなるべく制限できるという点では、LINEオープンチャットはおすすめです。
作ったら教えてください。僕も関係人口のひとりにしてください」

DAO yamachuu

やまちゅーさん プロフィール

北海道京極町の地域おこし協力隊DAOマネージャー。2025年10月に京極町公認のLINEオープンチャット「京極JOY’s」を開設し、2026年4月に100名突破を達成。地元事業者との連携を軸にした「地域内循環型コミュニティ」運営を特徴とし、任期後も町が自走する仕組みづくりを見据えています。

京極JOY's 参加者募集

関連リンク

株式会社あるやうむについて

株式会社あるやうむは、DAOやNFTを使った地方創生を推進する札幌発のスタートアップです。全国の自治体向けに、ふるさと納税NFTや観光NFT、地域おこし協力隊DAOソリューションなどを提供しています。地域の魅力をNFTに乗せてふるさと納税の返礼品としたり、地域でDAOを運営したりすることで、新たな財源を生み出し、シティプロモーションや関係人口の創出を支援しています。

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