非ガラス静電容量式センサー市場、コネクテッドデバイスの普及で急成長中!
SDKI Analyticsが発表した最新の市場調査レポートによると、非ガラス静電容量式センサー市場が今後大きく飛躍する見込みです。2025年には約312億米ドルだった市場規模が、2035年には約557億米ドルに達すると予測されており、予測期間中の年平均成長率(CAGR)は約5.7%と、ぐんぐん成長していくことが期待されています。

この成長の大きな原動力となっているのは、インターネットの利用がどんどん広がり、タッチやセンシング技術に頼るコネクテッドデバイスが増えていることです。スマートフォンやスマートホーム機器、さらには産業用システムなど、私たちの身の回りには非ガラス静電容量式センサーが使われる機会がどんどん増えています。国際電気通信連合(ITU)の報告では、2023年にはインターネット利用者が約55億人にものぼっているそうで、いかに多くのコネクテッドデバイスが普及しているかがわかりますね。
でも、ちょっとした課題も?
しかし、この市場には課題も存在します。それは、ガラス製のセンサーと比べて「光学的な透明度が限られている」ことや「デザイン上の制約」がある点です。非ガラス素材は、ガラスのような高い透明性や滑らかさ、高級感を出すのが難しい場合があり、これがハイスペックなスマートフォンやディスプレイなど、見た目が特に重視される製品への採用を妨げる要因になっているようです。
電子機器と半導体製造が市場を牽引
市場をセグメント別に見てみると、「電子機器と半導体製造」分野が2035年には47%という最も高い市場シェアを占めると予測されています。非ガラス静電容量式センサーは、スマートフォンやディスプレイ、回路システムなど、さまざまな電子機器に組み込まれています。半導体工業会(SIA)の報告では、2023年の世界の半導体売上高が5,268億米ドルを超えており、この堅調な需要がセンサーの導入をさらに加速させていることがうかがえます。
アジア太平洋地域と日本が成長の鍵!
地域別に見ると、アジア太平洋地域の市場が予測期間中に世界をリードし、最も速い成長を遂げると予測されています。この地域は市場全体の38%以上を占め、年平均成長率(CAGR)14%で拡大すると見られています。特にインドでは、2024年にインターネット接続数が95クロール件を突破しており、膨大なデジタルユーザーがタッチ対応デバイスやスマートデバイスへの需要を押し上げています。
日本市場も、高度な電子機器や自動化技術の導入が進んでいることから、急速な成長が期待されています。世界銀行の調査によると、2023年時点で日本の総人口の約87%がインターネットを利用しており、高いデジタル利用率がタッチ対応技術の需要を後押ししているようです。
市場を動かす主要プレイヤーたち
この市場で活躍している主要な企業には、Synaptics Inc.、Cypress Semiconductor (Infineon Technologies)、3M Touch Systems、NXP Semiconductors、STMicroelectronicsなどが挙げられます。また、日本市場では、アルプスアルパイン、オムロン、ローム、村田製作所、TDKといった企業がトッププレイヤーとして名を連ねています。
最近の動きとしては、Synaptics IncorporatedがCES 2026でAIネイティブな処理、センシング、コネクティビティ技術を展示することを発表したり、TOPPAN Inc.が「SEMICON Japan 2024」で先進的な半導体ソリューションを展示したりと、各社が技術革新に力を入れていることがわかります。
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