キットパスがパリで大喝采!「メゾン・エ・オブジェ」で日本の“楽がき文化”が世界を魅了

2026年1月15日から19日まで、フランス・パリで開催された「MAISON & OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」で、日本生まれの筆記具「キットパス」が世界中の注目を集めました!誕生20周年を迎えたキットパスは、日本の「楽がき文化」を世界に伝えるべく、JETRO(日本貿易振興機構)のサポートのもと出展しました。

窓ガラスがアートに大変身!パリを驚かせた「キットパス」の魅力

会場で特に目を引いたのは、キットパスの最大の特徴である「ウィンドウアート」のライブペインティングです。透明なアクリルパネルが、アーティストの筆によってあっという間に鮮やかな色彩で彩られていく様子は、パリの市民はもちろん、各国から訪れたバイヤーや子どもたちにも大人気でした!

MAISON & OBJET 2023 kitpas Art Crayon that Made in Japan SDGs

来場者からは「おうちの窓に描けるのがいい」「消せるから、失敗を気にせず描けるのが素晴らしい」といった声がたくさん聞かれました。キットパスはただの筆記具ではなく、空間を彩り、人々の創造力を引き出す「体験型アート」として、芸術の街パリで高く評価されたんです。

女性が白い曲面のパネルにピンク色の桜の花の絵を描いている様子

お米から生まれた、みんなに優しいサステナブルな筆記具

キットパスは20年の歴史の中で、「人にも環境にも優しい」ことを追求し、主成分をお米のワックス(ライスワックス)へと進化させてきました。今回の出展では、このサステナブルな取り組みも大きな注目を集めました。

お米のワックスで作られた日本製クレヨン「kitpas」のセットと、その原料である米(玄米と稲穂)が並べられた写真

  • ボーダーレスな楽しさ: 子どもたちの「楽がき」からプロのアーティストによるウィンドウアート、さらには高齢者施設のレクリエーションまで、世代や国籍、言葉の壁を越えてみんなが楽しめるキットパスの可能性が示されました。

  • 環境への配慮: 廃棄される米ぬかから抽出したワックスを使っていることは、環境意識の高いヨーロッパ市場で特に共感を呼びました。

世界へ広がる「魔法の筆記具」と「皆働社会」の哲学

1937年創業の日本理化学工業株式会社は、障がい者雇用を大切にする「皆働(かいどう)社会」の実現を目指してきました。そのシンボルともいえるキットパスは、窓ガラスなどのツルツルした場所に鮮やかに描けて、濡れた布で簡単に消せる「魔法」のような特徴を持っています。

20周年を迎えたキットパスの「体験価値」を世界に届けるため、今回のメゾン・エ・オブジェ出展は特別な意味がありました。環境に優しいライスワックスへのリニューアルを経て、「描く楽しさ」と「共生社会の哲学」を、感度の高いヨーロッパ市場に向けて発信したのです。

出展担当者からは、「キットパスが確実に世界に浸透していることを実感しました。特にウィンドウアートのライブペイントでは、描いているときの色の鮮やかさに驚かれ、多くの方がスマートフォンで撮影していました。そこから温かいコミュニケーションが生まれ、子どもたちが目を輝かせて楽しむ姿を見て、描くことは世界共通の喜びだと改めて感じました」というコメントがありました。

笑顔の女性が、ピンクの肌と尖った耳を持つ人物が描かれた大きな円形のアート作品の前に立っています

多くの人々で賑わう屋内イベント会場の様子

日本理化学工業株式会社について

日本理化学工業株式会社は、1937年創業。主力商品「ダストレスチョーク」は国内シェア約70%を誇ります。1960年から障がい者雇用を開始し、現在は全社員の約7割が知的障がい者です。「皆働社会」実現への取り組みは国内外で高く評価されています。

キットパスは2005年に発売され、2009年には「第3回キッズデザイン賞」金賞、2024年には「日本文具大賞」デザイン部門グランプリを受賞するなど、常に進化を続けています。

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