eモビリティ開発を加速!東陽テクニカのモータ試験システム「TSBシリーズ」がさらに進化!

モータの進化は、私たちの暮らしを大きく変えていますよね!EV(電気自動車)や電動産業機器など、電動化の波はますます広がっています。

そんな中で、より高性能で環境に優しいモータの開発が求められています。そこで、株式会社東陽テクニカが、モータの性能をしっかり評価するための「オールインワンモータトルク試験システム TSB(Toyo Smart Bench)シリーズ」をリニューアルしました!

試験装置のセットアップ

リニューアルの背景って?

東陽テクニカは2022年3月から「TSBシリーズ」を提供しており、モータの研究開発から量産前評価まで幅広く使われています。しかし、最近ではeモビリティや産業機器分野で電動化がさらに加速し、モータには一層の高効率化や高速回転化が求められるようになりました。

モータが高効率になると消費電力が減ったり、EVの航続距離が伸びたりします。また、高速回転化はモータの小型・軽量化につながり、装置全体をコンパクトにできるだけでなく、材料削減や資源効率向上といった環境面でのメリットも生まれます。

特に、BLDCモータ(永久磁石同期モータ)などのインバータ駆動モータでは、高回転域での誘起電圧を含む電気特性の正確な把握が、高効率な制御や信頼性確保のためにとっても重要なんです。さらに、高回転化に伴い、試験時の回転エネルギーや駆動電圧が増えるため、試験装置の安全性もこれまで以上に重要視されるようになりました。

こうした開発・計測ニーズの変化に対応するため、「TSBシリーズ」は設計を見直し、機能拡張と安全対策の強化を図ったそうですよ!

進化した「TSBシリーズ」の主な特長!

今回のリニューアルで、TSBシリーズはさらに使いやすく、安全になりました。

新しく追加された標準仕様

  1. 筐体設計の刷新

    • 誘起電圧計測やコギングトルク計測などのオプション機能を追加しても、1ベンチで完結できるサイズになりました。

    • 導入時や将来的に評価項目を追加する際も、簡単に対応できるようになっています。誘起電圧計測は、なんと最大10,000rpm超までオプション対応が可能になりました。

    • 供試モータも囲う全面安全カバーを装備

    • 試験システム全体を囲むカバーが標準装備されたことで、高回転試験時の接触や飛散のリスクを減らし、安全な運用が実現します。

追加されたオプション機能

  1. 幅広い誘起電圧計測に対応

    • ~1,000rpmの簡易・手動調整モータ向け:誘起電圧定数の確認や設計初期評価にぴったりです。

    • ~10,000rpmの高速モータ向け:無負荷・惰性回転を含む高速回転域や実使用回転域までの評価ができます。

    • 10,000rpm超:こちらは個別カスタムで対応してくれるそうですよ。

    ※評価内容や予算、対象モータに合わせて最適な構成を提案してくれます。

  2. インターロックおよび扉カバーの電磁ロックに対応

    • ロック中に誤ってカバーが開いてしまった場合の緊急停止機能に対応可能になりました。

    • ロック状態でのみ運転可能なインターロック機能や、パトランプ、非常停止スイッチなどの機能を追加できるので、誤操作や不意の侵入を防ぎ、安全性がぐっと向上します。

複雑な試験・測定装置の全景

製品ラインナップ

TSBシリーズには、ベンチトップタイプと台車付きタイプがあります。

  • TSB100/300/600 ベンチトップシリーズ

    • 定格トルク:1 ~ 5N・m

    • 最大回転数:~15,000rpm

    • ブレーキ負荷電力:~4kW

  • TSB1200/2400/5000 台車付きシリーズ

    • 定格トルク:12 ~ 48 N・m

    • 最大回転数:~8,000rpm

    • ブレーキ負荷電力:~14kW

※トルク・回転数・出力は構成や冷却条件で変わる場合があります。

展示会で実物を見よう!

この進化した「TSBシリーズ」は、2026年1月21日(水)から23日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催される「第18回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術展-」内の「第17回 EV・HV・FCV技術展(EV JAPAN)」で紹介されます。

担当者から詳しい話を聞けるチャンスなので、興味がある方はぜひ立ち寄ってみてくださいね!

東陽テクニカってどんな会社?

東陽テクニカは、最先端の「はかる」技術をリードする企業です。脱炭素/エネルギー、先進モビリティ、情報通信、EMC、ソフトウェア開発、防衛、情報セキュリティ、ライフサイエンス、量子ソリューションなど、幅広い分野で技術革新を進めています。クリーンエネルギーや自動運転の開発といったトレンド分野に最新の計測ソリューションを提供したり、独自の計測技術を活かした自社製品開発にも力を入れたりしているそうですよ。

株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/

今回のリニューアルは、eモビリティや電動産業機器のエネルギー効率向上や環境負荷低減につながる製品開発に大きく貢献してくれることでしょう。今後のモータ開発がますます楽しみですね!

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