Nordic SemiconductorがIoT向けエッジAIを大幅進化!新SoCと開発ツールで低電力AIがもっと身近に

Nordic Semiconductorが、IoTデバイスにAIの知能と機能をもたらす画期的なソリューションを発表しました!超低消費電力のエッジAIソリューションにより、エネルギー効率と開発のしやすさを両立し、AI統合デバイスの普及を加速するとのことです。

Nordic SemiconductorがIoT向けエッジAIを大幅進化!新SoCと開発ツールで低電力AIがもっと身近に

新世代SoC「nRF54LM20B」が登場

Nordic Semiconductorは、2023年にAtlazoとそのAxon技術を買収しており、その成果として、新しいSoC「nRF54LM20B」を発表しました。このSoCは、nRF54Lシリーズ初の大容量メモリ製品で、超高効率なAIハードウェアアクセラレータであるAxonニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)を統合しています。

Axon NPUは、音声分類やキーワードスポッティング、画像ベース検出といったタスクにおいて、既存のソリューションと比較して最大7倍の性能と最大8倍のエネルギー効率を実現するとされています。

また、nRF54LM20B SoCには、2MBのNVM、512KBのRAM、128MHzのArm® Cortex-M33+RISC-Vコプロセッサ、高速USB、最大66本のGPIO、そしてBluetooth® LE、Bluetooth Channel Sounding、Matter over ThreadなどをサポートするNordic第4世代の超低消費電力2.4GHz無線が搭載されています。

業界最先端の超小型「Neuton」エッジAIモデル

Neutonモデルは、CPUで動作する超小型のエッジAIモデルで、一般的に5KB未満と非常にコンパクトです。他のCPU実行型モデルに比べて最大10倍小型で高速、高効率とされています。これにより、限られたメモリと小型バッテリー環境でも、クラウドに依存することなく、プライバシーを保護したリアルタイムのインテリジェンスを実現できます。

Nordic Edge AI LabとNeutonモデルは、異常検知、アクティビティ/ジェスチャー認識、生体モニタリングなど、さまざまな用途向けのカスタムNeutonモデルの生成をサポートします。

エッジAIが製品設計の自然な要素に

Nordic Edge AI LabとNeutonモデルを活用することで、エッジAIを製品設計に簡単に組み込むことが可能になります。例えば、あるグローバルなサプライチェーン・ソリューションでは、Nordic Edge AI Labで作成したAIモデルを使ってスマート・トラッキング・デバイスを高度化し、nRF54LシリーズSoC上で衝撃や振動、輸送などの実際の取り扱いイベントをデバイス上で検知できるようになった事例があります。これらのAI駆動のインサイトは、NordicのnRF Cloudライフサイクルサービスにより、運用を中断することなく全フリートに展開されました。

インテリジェンスがエッジへ移行するにつれて、OTA管理や高度な可観測性への需要が高まっています。同時に、デバイス管理、組み込みオブザーバビリティ、位置情報サービスのためのクラウドベースのライフサイクルサービスも引き続き重要です。配備済みデバイスから得られるデータを活用することで、ユーザー体験を損なうことなく機能を強化し、性能を最適化できるでしょう。

提供時期とCES 2026でのデモ

Nordic Edge AI LabおよびカスタムNeutonモデルは、NordicのワイヤレスnRF54シリーズSoCおよびセルラーIoT SiPモジュール向けに、現在提供中です。Axon NPUを搭載したnRF54LM20B SoCは、特定の顧客向けにサンプル出荷が開始されており、開発用途での広範な提供は2026年第2四半期初頭を予定しています。

NordicのCES参加では、米国時間1月6日~9日に開催されるCES 2026のVenetian Expo、ブース#52039にて、Nordic Semiconductorの新しい超低消費電力エッジAIソリューションのライブデモが体験できます。さらに、Bluetooth Channel Sounding、スマートホーム向けMatter、セルラーIoT、NTN/衛星接続、クラウド・ライフサイクル・サービスなど、Nordicの最新イノベーションも紹介されるとのことです。

詳細については、Nordic Semiconductorの発表詳細をご確認ください。

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