
お正月といえばおせち料理ですが、近年「おせちもいいけどカレーもね」という声がじわじわと広がり、年始の食卓にカレーが登場する機会が増えているそうです。カレー専門家である井上岳久氏が、この現象の背景にある歴史や文化、そして新しい年の始まりにぴったりのカレーレシピについて、YouTubeチャンネル「カレー大學学長ゼミ」で解説しています。
「おせちもいいけどカレーもね」の謎を解き明かす!
ハウス食品が年始に毎年流すテレビCMのキャッチコピー「おせちもいいけどカレーもね」。このフレーズは1970年代から多くの日本人に親しまれてきました。なぜこのキャッチコピーが生まれ、国民的なフレーズになったのか、その詳細を知る人は少ないかもしれません。
井上岳久氏は、このCMが誕生した当時の食文化や家族のあり方、高度経済成長後の日本社会における食卓の変化など、多角的な視点から「おせちとカレー」の関係性を分析しています。これは単なる広告の歴史ではなく、日本人の食生活と価値観の変遷を映し出す文化史としても捉えられます。
年始の食卓にカレーが広がる理由
近年の食文化調査では、おせち料理を食べた後、あるいはその代わりにカレーを食べる家庭が年々増加していることが明らかになっています。特に若年層や核家族世帯でこの傾向が顕著です。さらに興味深いのは、年始にカレーを食べる時期が早まっている点です。
かつては三が日が明けて「日常への復帰」のタイミングでカレーが選ばれていましたが、最近では元日や1月2日にカレーを食べる家庭が増えているようです。これは、おせち料理の準備にかかる手間や塩分の高さ、若い世代の嗜好の変化など、多様化する正月の過ごし方が影響していると考えられます。カレーは、家族みんなが好きな味であること、調理の手軽さ、そして残り物の食材をアレンジしやすいといった点が、現代のライフスタイルに合っているのでしょう。
日本には古くから「ハレとケ」(非日常と日常)の概念がありますが、現代社会ではその境界線が曖昧になりつつあります。年末年始も営業する店舗が増え、正月だからといって特別な過ごし方をしない人も増えています。このような変化の中で、カレーという「日常的でありながら、工夫次第で特別にもなる」料理が、新しい年始の食卓の選択肢として支持を集めていると分析されています。
カレー専門家が提案する!新年の絶品カレーレシピ
井上岳久氏は、通常のカレーライスにとどまらず、新年ならではのカレーアレンジレシピを多数提案しています。これらは、おせちに飽きた時だけでなく、来客時のおもてなしや、家族が集まる食卓に新鮮な驚きをもたらすアイデアばかりです。
お雑煮風カレー
お雑煮の要素をカレーに取り入れた和洋折衷の一品。出汁の旨味とカレーのスパイスが調和し、餅のもちもち食感がアクセントになります。三つ葉やゆず、紅白かまぼこなどをトッピングすると、見た目にもお正月らしさが演出できます。
焼き餅のカレーアレンジ
お正月の定番食材である餅をカレーと組み合わせた実用的なレシピです。焼いた餅をカレーに入れることで、食べ応えのある満足感の高い一品になります。餅が余りがちな時期に試しやすいアイデアです。
紅白をイメージした年明けカレー
見た目の華やかさにこだわった、おもてなしにも最適なカレーです。トマトベースの赤いカレーと、クリームベースの白いカレーを一皿に盛り付けることで、紅白の縁起の良さを表現。SNS映えも期待できる、視覚的にも楽しめる一品です。
他にも、縁起物の食材(海老、れんこん、昆布など)を使ったカレーや、七草粥にヒントを得たヘルシーカレー、日本酒に合わせる大人のカレーなど、伝統的な正月料理の要素を取り入れつつ、現代の食卓にフィットする実用的なレシピが考案されています。
井上岳久氏とカレー大學の取り組み
井上岳久氏は、カレー業界で20年以上のキャリアを持つ専門家です。商品開発は1000件以上、大手食品メーカーとの商品化実績も100品以上と、その実績は多岐にわたります。著書には『カレーの世界史』や『カレーの経営学』などがあり、カレーを文化、歴史、経済の観点から深く分析しています。テレビやWebメディアへの出演も年間100件以上に上り、カレーの魅力を広く伝えています。
井上岳久氏が学長を務める「カレー大學」では、カレーの歴史、文化、調理技術、ビジネス展開など、カレーに関する総合的な知識を体系的に学ぶことができます。このYouTubeチャンネル「井上岳久のカレー大學学長ゼミ」では、専門的な知識をわかりやすく、かつ深く掘り下げて解説しており、カレーファンだけでなく、食文化や社会トレンドに興味を持つ幅広い視聴者に響く内容となっています。
新しい年をカレーで始めよう!
令和の時代、正月の過ごし方は多様化しています。それぞれのライフスタイルに合わせて、正月の食事も自由に選択される時代になりました。「おせちもいいけどカレーもね」というフレーズは、「伝統も大切にしつつ、新しい選択肢も楽しもう」という、現代の価値観を先取りしたメッセージなのかもしれません。
この動画を通じて、正月とカレーの新しい関係性を発見し、2026年の食卓がより豊かで楽しいものになることを願っています。新年の幕開けからカレーを楽しみ、充実したカレーライフをスタートさせてみませんか?
動画視聴はこちら
井上岳久氏プロフィール
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役職: 株式会社カレー総合研究所 代表取締役、カレー大學 学長
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学歴: 慶應義塾大学経済学部 卒業、法政大学法学部 卒業
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専門分野: カレー文化研究、商品開発、食ビジネスコンサルティング、地域活性化
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主な著書: 『カレーの世界史』『カレーの経営学』など20冊超
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資格・公職: 事業創造大学院大学 客員教授、昭和女子大学現代ビジネス研究所 研究員、中小企業診断士、加須市観光大使など
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