紅麹問題、大阪市は独自検証なし?横山大阪市長に公開質問状が提出されたワケ

紅麹問題検証

株式会社薫製倶楽部が、紅麹問題に関する大阪市の対応について、横山英幸大阪市長(大阪維新の会 代表代行・日本維新の会 副代表)宛に公開質問状を提出したことを2026年8月11日に発表しました。この質問状は、先に提出された内閣総理大臣・消費者及び食品安全担当大臣宛、横山市長宛の要求書に続くものです。

大阪市の対応に疑問の声

今回の公開質問状では、大阪市が紅麹問題に関して公表してきた内容について、いくつかの疑問点が提示されています。大阪市自身の文書で確認された事実として、以下の点が挙げられています。

  • 原因物質「プベルル酸」の出所: 「プベルル酸」という物質名は小林製薬が提示したものであり、大阪市が保有する関連資料は小林製薬提出資料のみであることが確認されています(大大保第8202号)。しかし、これを妥当と判断した記録は存在しないとのことです(大大保第8220号・不存在)。

  • 紅麹原料の菌株: 大阪市は、原因とされた紅麹原料の菌株について、食品衛生法第28条に基づく収去(行政によるサンプルの強制的な採取)を行っていないとされています(大大保第8562号)。

  • 工場の青かび: 工場で確認された青かびも、小林製薬(中央研究所)が任意で提供したものであるとされています(検査依頼書・令和6年7月17日起案)。

  • プベルル酸の毒性情報: プベルル酸の毒性情報も、小林製薬提出資料に記載されたものであり、大阪市が独自に検証した記録は開示資料中に存在しないとされています。

公開質問状の具体的な内容

株式会社薫製倶楽部が提出した質問状には、以下の3つの主要な質問が含まれています。

  1. 大阪市は、原因物質、原因菌、毒性のすべてについて、疑いの対象である小林製薬の提出資料を、独自の検証なく追認したのか。検証したのであれば、その記録を示されたい。
  2. 収去の権限を持ちながら、なぜ疑いの対象である企業からの任意提供に依拠したのか。
  3. 公表内容(食中毒詳報を含む)の再検証・再総括を行うか。誤りがあった場合、影響を受けた事業者・市民への説明責任をどう果たすのか。

今後の展開

この質問状に対する回答期限は、令和8年8月25日(月)を目途とされており、回答があった場合、または回答がない場合はその事実を含めて、後日公開される予定です。

なお、このリリースは、大阪市の各決定通知書や回答書の記載、および提出された質問状の内容を紹介するものであり、科学的知見の有無や健康被害の原因について断定するものではありません。また、回収命令に関しては厚生労働省から大阪市健康局長宛の通知は存在しますが、ここで文書が存在しないとされているのは、原因物質の科学的妥当性に関する判断や協議の記録です。

紅麹に関するさらなる情報は、以下のリンクから確認できます。

株式会社薫製倶楽部 会社概要

  • 所在地: 岡山県都窪郡早島町前潟611-1

  • 代表者: 代表取締役・薬剤師 森 雅昭

  • 事業内容: 薫製食品の製造・販売(ブランド:倉敷ソーセージ)

×